誰でも無料で作曲できる音楽生成AIサービス「SunoAI」の使い方(導入編)

AI技術

はじめに

近頃のAIの進化は目覚ましい。

ChatGPTが2022年の11月に公開されてからはや1年と11か月。この短期間で生成AI技術は目まぐるしい成長を遂げてきた。

そんな昨今で話題になっている生成AIだが、なんと今では音楽まで自動で、しかもボーカル付きで作成することができる。そのサービスの一つである「SunoAI」についてチュートリアル進行で紹介していく。

sunoAIとは

sunoAI(スノエーアイ)はアメリカのスタートアップ企業によって開発されたブラウザ上のAI作曲サービスで、歌詞と曲のスタイルを入力するだけで非常に高クオリティな音楽を生成してくれる。あまりにも曲のレベルが高いので、一時期ニコニコ動画の一部の界隈で流行ったこともある。

sunoAIのリンクを以下に掲載する。

https://suno.com

初めて曲を作る前にするべきこと

実際に曲を作る際は、まずアカウント登録が必要になる。アカウントでログインする前に左下の「Sign In」をクリック。

すると、次のような画面が表示される。

SunoAIを利用するにはアカウントを作成しなければならないのだが、その際にDiscordかGoogle、あるいはMicrosoftのアカウントを別で用意する必要がある。もし既存のアカウントがあれば、それを利用してSunoAI用のアカウントを作成できる。

電話番号でも登録できるが、個人的には他サービスのアカウント経由をオススメする。

曲の生成方法①~入力する項目の説明

ログインした後、左のメニューにあるCreateから曲を作成する事が出来る。
上にCustomというスライドボタンがあるが、これをONにすると詳細な指示をAIに出す事が可能となる。

この項では、CustomモードでAIに作曲を指示するために入力する基本的な各項目について、下の画像にある番号と対応させながら説明していく。

曲編集の各項目の説明図

①のLyricsでは、AIに歌わせるための歌詞を入力する。サイトの言語自体は英語ではあるものの、作曲は日本語にも対応しているので、英語で曲を作る必要は決してない。

②のStyle of Musicでは、J-POPやRock,Jazzといった曲のスタイルを入力する。ここも日本語で入力する事は可能ではあるが、期待通りの曲を作ってくれない可能性があるので、出来る限り英語で入力する事を推奨する。

③のTitleでは曲のタイトルを入力する。ここは曲の生成とは直接関係ないため、好きなタイトルを入力してもらって構わない。

④のInstrumentalでは、生成する曲をボーカル無しにするかを選択する事が出来る。通常はボーカル付きの曲が生成されるが、ここをONにするとStyle of Musicのみを参照してBGMの曲を生成する。

⑤では曲生成に関わるバージョンを指定する事が出来る。現在(2024年9月)ではバージョンが3段階あるが、基本的には新しい方のバージョンを使えば高音質でハイクオリティな曲を作成する事が出来る。

曲のバージョン(基本的には一番上の新しいバージョンがオススメ)

ただ、新しいバージョン(3.0以降)にはちょっとした欠点があるので、もし思っていた通りの曲を作ってくれない場合は、古いバージョンで作曲してみるのも良いかもしれない。

曲の生成方法②~生成した曲を聴く

試しに曲を作ってみる。
下の画像のように各項目に入力した。今回は最新バージョンの3.5を選択。
歌詞はChatGPTに業務委託して作らせたものを使用。

曲を生成するには下にあるCreateボタンをクリック。

数秒待つだけで生成された曲が項目として出てくる。ただ、この時点では曲が完成していないので、途中までなら聴く事が出来る。

さらに数十秒待てば曲が完成し、曲の時間がサムネイルの下に表示される。

曲は一度に2曲同時に生成されるが、注意点として同時に生成する曲の数を指定する事は出来ない。無料プランだと10曲まで作成する事が出来るが、有料プランに入れば一日に100曲近くも生成する事が可能となる。

また、生成した曲は↓で聴く事が出来るので、是非とも聴いてみて欲しい。歌詞が短いので途中から同じフレーズを歌ってはいるものの、全体的な曲の完成度はかなり高く感じる。

今回は曲のスタイルにharpを指定したので、ハープの演奏がバックミュージックに加わっているのが分かる。曲のスタイルで指定出来る項目は様々で、意外な組み合わせでも「これだ!」と思えるような曲を作れるのが非常に面白い。

まとめ

SunoAIの紹介は以上となるが、本記事を読んでSunoAIに興味を持っていただければ幸いである。今後も同様な記事を作成していく予定であるので、ぜひ次回もお楽しみにしていただきたい。

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