料理の下ごしらえで野菜をすりおろすのは地味に面倒だと感じる人は多いだろう。例えば、ニンニクや大根を普通のおろし器で処理しようとすると、時間も体力も消耗してしまう。
特に大根は力一杯ゴシゴシとこすって腕が疲れた経験がないだろうか。
そんな悩みを解消するのが「OROSSO(オロッソ)」というおろし器だ。こちらは「KnightRise(ないトライズ)」という国内メーカーが販売している。
これを使えば、力を入れずに野菜やチーズを簡単にすりおろせる。今回は、この「OROSSO」の実際の使用感や便利さについてレビューしていく。
OROSSOの特徴
軽い力でも簡単すりおろし
プロ料理人監修の刃設計により、軽い力でもスムーズに食材をすりおろす事が出来る。刃の形状や角度にこだわり、一般的なおろし器に比べて食材が引っかからず、効率的な作業が可能となる。特に、チーズやニンニクなど硬さのある食材でも無理なく扱えるよう設計されており、負担を大幅に軽減してくれる。
手入れや収納がしやすいスリムなデザイン
OROSSOは、スリムな形状で収納がしやすく、横幅わずか3.5cmの省スペースなデザインが魅力。専用ケース付きで衛生的かつ安全に保管でき、掃除ブラシがセットになっているため、お手入れも楽々にこなせるのが嬉しい。
また、OROSSOは2024年11月にリニューアルされ、グリップ素材やロゴが金型刻印に変更されるなど、デザインにもこだわりを感じさせるおろし器である。
実際の使用感レビュー
ここからはOROSSOを実際に使用してみた上でのレビューを行っていく。
商品の開封
黒のお洒落な箱が高級感を漂わせており、これぞ「専用器具」といった第一印象。
箱を開けて中身を見てみると、保護ケース付きの本体と専用ブラシが入っていた。
本体は一般的なおろし金よりも長めだが、横幅は仕様通り細身で使いやすそうなデザインをしているように感じた。


すりおろし
ニンニクに関しては、今まではプレスするタイプの器具を使っておろしていたが、押すときに力がいるのであまり綺麗に出来ず、どうしても潰した後に皮が残ってしまうのが気になった。
しかし、OROSSOを使えば皮すらほとんど残さずにおろす事が可能となる。
実際にニンニクを2片分用意してすりおろしてみる。
すると何という事か。軽くなぞるだけで簡単にすりおろせるではないか。
体感で1片につきたったの15秒程度でおろす事が出来た。
今までニンニクを潰していたのが無駄に思えるほど、圧倒的なスピードでスライス出来てしまう。

裏を見ると、このようにすりおろされたニンニクがびっしりと詰まっている。これを箸などこそぎ落とせば、あっという間に山盛りのすりおろしニンニクの出来上がり。

次はリンゴもすりおろしてみる。同じく2かけら分用意してみた。

こちらも同じようにほとんど力を入れず軽く滑らせてあげれば……

この通り、ものの10秒程度で綺麗にすりおろせてしまう。
思わず笑ってしまうほどの楽々具合だった。
手入れ・後片付け
すりおろした後に残った汚れは、付属の専用ブラシで軽くこすりながら水で流せばすぐ綺麗になる。
普通のおろしがねは後片付けが面倒に感じるが、OROSSOは細身で洗いやすく手間がかからないと感じた。

OROSSOにはフック穴が付いているので、このように引っかけて収納できるのが強みだ。
これなら収納場所に困らず、使いたい時にすぐ取り出す事が出来る。

OROSSOのメリット・デメリット
使用感を元に、OROSSOを使って感じた長所と短所を記載する。
メリット
OROSSOのメリットは、料理を楽にする工夫が詰まっている点だ。
まず、力を入れずに簡単にすりおろせるため負担が少なくて済む。さらに、フック穴が付いているためキッチンでの収納がスムーズに行える。
加えて、洗練されたデザインがプロの料理人の気分を味わわせてくれる。これらの特徴が、日常の料理をより効率的かつ楽しいものにしてくれるだろう。
デメリット
OROSSOにはほとんど欠点が見当たらないが、強いて挙げるなら「思ったよりもサイズが大きい」点かもしれない。全長32cmとリコーダーに近いサイズ感で、横に収納する場合はスペースを取る可能性がある。
ただ、フック穴を活用して縦に引っかけて収納すれば効率的にスペースを使えると感じた。
この点を考慮すれば、大きさに関してはさほど問題にならないだろう。
総括
OROSSOは、料理の負担を減らし効率を高めてくれる頼もしいおろし器だ。
軽い力でスムーズにすりおろせて負担が少なく、今まで面倒に感じた「すりおろし」の作業が楽しくなる。
特に、生姜やニンニクをすりおろす機会が多い人は買っておいて損はない。
汚れは簡単に洗い落とせるので繰り返し使いやすい。
高性能ながら手頃な価格で、家庭での料理をもっと楽しいものにしてくれるだろう。
おろし器選びに悩んでいる方は、ぜひ一度検討してみてはどうだろうか。
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