有楽町は東京の中心に位置したビジネス街。オフィスビルだけでなくショッピング施設も豊富で、朝から夜まで人で賑わっており、また皇居に最も近い地域としても知られている。
今回は、JR有楽町駅付近の美味しい和風ラーメンの店を発見したので、その実食レビューをお届けする。

店の様子
店外
11時40分頃に訪問。7組近くが待機しており、席に案内されるまで約17分待った。
開店時間は10時30分だが、12時前でも結構混むので早めに行った方がすんなり入れるかもしれない。
注文は食券制で、並ぶ前に購入するスタイル。並んだ後でも待機列の先頭にいれば購入可能だが、余裕を持って事前に買っておくことを推奨する。
店内
カウンター7席の店内はこじんまりとしており、赤い暖簾や丸椅子が昔ながらの雰囲気を醸し出している。
テーブルは奥行きがあまりなく隣同士の間隔もやや狭いため、多少圧迫感を感じるかもしれない。
注文&メニュー
筆者は和風柚子焼豚麺(大盛)+メンマ+玉子を注文(計1500円)。
ベースが和風ラーメンで、柚子有りにすると90円増しになる。
ご飯ものには茶飯があったが、今回はラーメンに専念したかったので断念。
また、メニューは次の通り。
ラーメン
- 和風柳麺: 730円
- 和風柚子柳麺: 820円
- 和風柚子焼豚麵: 1,020円
- 和風焼豚麵: 930円
トッピング
- メンマ、玉子(煮卵)、海苔、若布: 140円
- 大盛: 200円
- 柚子: 90円
- 焼豚: 330円
- 茶飯(沢庵付): 200円
実食
注文してから5分弱で着丼と提供スピードは早め。

トッピング
盛り付けを見るに、デフォルトでは煮卵半個分、メンマ、刻み葱、三つ葉がトッピングされているようだ。
柚子入りを選んだため、焼豚の上には刻み柚子がちょこんと添えられている。
細目のメンマはシャキッとした歯ごたえ。煮卵はトロトロし過ぎない程度の丁度良い半熟具合で、スープの味を邪魔しないよう塩味は控えめ。
スープ
和風スープのベースは醤油と塩の中間といった印象。
スープを一口飲むと、ほんのりと煮干しの香りが広がり、その後に柚子の風味がふんわりと感じられる。
あっさり系ではあるものの塩の旨味を十分感じられ、出汁の味に深みがある。
出汁として、煮干しの他には鰹や昆布等を使っているそう。
煮干しが効いたさっぱり魚介スープに柚子、これはなかなか良い相性だと感じた。
麺
麺は細めのストレート。
ノンフライの卵麺を使用しているらしく、細いながらもコシが強く、しっかりとした弾力が感じられる。
焼豚(チャーシュー)
この店の目玉はチャーシューと言っても過言ではない程、とにかく大きく食べ応えがある。
丼を覆い隠すほど大きな短冊状の分厚いチャーシューが3枚並び、とろけるような柔らかさで非常に美味い。
これがご飯に合わないはずがなく、「茶飯も頼んでおけば良かった」と激しく後悔。
その気になれば、ご飯3杯くらいは軽くいけそうなレベルの旨さだった。
総括
柚子の香りと魚介の出汁が組み合わさり、奥深い味わいのラーメンに仕上がっていた。
ラーメン自体も美味しかったが、特にチャーシューは予想以上にボリューミーで、自分好みの味わいだった。
二郎系のブタのようなパンチの効いた味わいではなく、肉本来の旨味がしっかりと感じられる上品な一品だった。
麺のボリュームは、筆者の体感では大盛にしても一般的な量に感じられた。デフォルトの量だとやや物足りなさを感じるかもしれない。
ボリュームを補完する目的なら、焼豚麺に大盛トッピングをセットで頼んでおいて損はないだろう。
有楽町駅付近で美味しいラーメン屋をお探しの方は、是非訪れてみてはいかがだろうか。
アクセス
有楽町駅から徒歩約4分。駅を出るとすぐ近くに「東京交通会館」という複合商業施設がある。
店は地下1階に位置し、二枚目の写真右上の「08」の位置に「麺屋ひょっとこ」があるので、それを目印にすれば迷わず到着できるだろう。


店舗詳細

【店名】麺屋ひょっとこ 有楽町店
【住所】東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 B1F
【最寄駅】JR山手線「有楽町」駅(京橋口)から徒歩約3分。
【営業時間】月~金 11:00~20:00、土 11:00~19:00
【定休日】日曜日、祝日(祝日の場合は営業し、翌月曜日が休業)
【支払い方法】現金のみ(クレジットカード、電子マネー、QRコード決済は不可)
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