「ステーキと言えばいきなりステーキ」と言われるほど、数年前のいきなりステーキの勢いは凄まじかったが、現在では店舗数が大きく減少してしまい、かつてのような存在感はめっきり薄れてしまった。
そんな”いきなりステーキ”に最近行ってきた訳だが、以前よりもサービスが向上しており予想を大幅に上回るレベルで満足出来た。
さらに、意外なメニューが非常に美味しかったという事実を発見したのでレビューしていく(タイトルでネタバレしているが気にしない)。
今回は横浜駅周辺にある「横浜西口店」で実食。
アクセス
横浜駅から徒歩8分程度(500m)。
横浜駅の「みなみ西口」を出て、横浜駅西口のメインストリート「パルナード通り」をひたすら真っすぐ歩いていく。
しばらく歩いていると信号付きの超巨大な交差点が見える。「大黒屋」や「CoCo壱番屋」が見える方角の歩道に向かって交差点を渡り左折し、少し歩くと右側に目的地が見える。
通り道にはとにかく周辺に店が多く、ドン・キホーテやイオンにビックカメラなどがあるため「寄り道注意警報」が心の中で鳴ってしまう。また、歩いている人も非常に多いので横浜駅がいかに栄えているかを実感できる。
店の様子
平日19時20分ごろの入店で待ち人数はゼロだった。席の占有率は70%といった具合。
店内は多少コンパクトだが奥行きがあるタイプ。
一人でも二人用の幅の席に案内された。荷物置きにも困らないし、横幅が広くゆったりと過ごせる空間だった。客同士の席の間隔が広めなのもあり、周りを気にせず料理に集中出来そう。
昔のいきなりステーキは立ち食いタイプ店舗が多かったが、個人的には座りながらゆっくり食べられる方が好み。
また、荷物への油跳ね防止を考慮してか、荷物専用のナプキン(布)を用意してくれた。
こういった配慮をしてくれると嬉しいし、料理への期待も少しずつ高まっていく。
注文とメニュー
注文
注文はスマホからQRコードを読み込んで行うタイプ。以前別の店舗に訪れた時は口頭オーダーだったが、知らぬ間に注文方式がアップデートされていた。
今回は「ワイルドコンボ 300g(ステーキ)+150g(ハンバーグ)」と「いきなりセット」を注文してみた。
セットのライスは量を選ぶ事が可能で、さらにライスのおかわりも無料で可能。
店によるかもしれないが、以前行ったときはライスのおかわりサービスが無かったので、この改良は個人的にかなり嬉しい。
セットメニューではライスの単品メニューも存在し、こちらもおかわり無料。
サラダやスープ単品で注文する事も可能。
メニュー
ステーキのメニューはフェアメニューを除くと全部で6種類で、一覧は以下の通り。
量は数段階から選べるが、価格の比較をしやすくするために量の数値を出来るだけ合わせてみた。
ステーキの表を見ると、牛で比較すれば特選ヒレステーキが最高値で肩ロースステーキが最安値となっている。
ステーキチェーンでヒレが最高値になるのは珍しくなく、ステーキガストやステーキ宮といった他のチェーンでも同様の価格設定が見られる。
ステーキメニュー
リブロースステーキ(200g 2400円)、特選ヒレステーキ(200g 3090円)、
肩ロースステーキ(200g 1520円)、ワイルドステーキ(200g 1790円)、
乱切りカットステーキ(200g 2190円)、グリルチキンステーキ(220g 950円)
また、ステーキチェーンでは必ずといっても良いほどハンバーグのメニューもあるのが定番であり、いきなりステーキもその一つ。ハンバーグのメニューは以下の通り。
補足として、ハンバーグはトッピングとして追加する事ができ、100gで390円、150gで580円となっている。
これを加味しても、「ワイルドコンボ」は非常にお得な価格設定になっている。
例えば、真ん中のサイズを通常通り注文すると1390円(ステーキ)+580円(ハンバーグ)で1980円だが、コンボなら1840円で済み、140円お得になる。
さらに、一番大きいサイズでは2390円+580円で2970円のところをコンボ価格は2540円で、なんと430円もお得だ。
上記の通り、ワイルドコンボはステーキとハンバーグを両方楽しみたい人にはうってつけのメニューとなっている。
ただ、最小サイズでも肉の総重量が250gとボリュームがあるため、小食の人には少々ハードルが高いかもしれないのが唯一の欠点である。
実食
最初にセットのサラダとスープから提供。
卓上に調味料が置かれており、サラダ用のドレッシングも用意されいるので自分で掛けて頂く。
レタスやニンジンにタマネギと、具材は比較的オーソドックス。
スープはコンソメで、ガストやココスなどの一般的なファミレスのスープバーで出てくる味に近い。少し塩気は強いかも。
サラダとスープが提供されて5分ぐらいしてからメインディッシュのご登壇。
付け合わせはコーン、ニンジン、ブロッコリーの3種類。
ハンバーグとステーキ両方の上にはガーリックバターが載せられており、この「肉&肉」といった見た目がいかにもワイルドで肉食欲を掻き立ててくる。
ハンバーグに付いているこんがりとした格子状の焼き目も良い感じ。
ライスは大盛りでオーダーしたが結構盛りが良く、こんもりとした小山のようなビジュアルが素晴らしい。
また、卓上には色々な調味料が用意されており、自分好みの食べ方で頂けるのが「いきなりステーキ」の持つ個性の一つである。
調味料はニンニク、マスタード、ワサビ、ニンニク、黒コショウなどがある。
ワイルドステーキ
“ワイルド”だからと言って筋っぽく硬い野性的な肉という訳でもない。
赤身が多めで脂身の量も丁度良く、肉の旨味が噛むたびに感じられて美味い。
個人的に一番オススメなのがワサビを少し乗せる食べ方。
そのまま醤油につけて食べるのも良いが、ワサビ単体で食べると肉の旨味が引き立ち、より一層美味しく感じられる。ワサビのピリッとした辛味が肉の脂と相性が良く、飽きずに食べ続けられるのがポイントだ。
実はワイルドステーキは厳選されたアンガスビーフの肩ロースを使用しているようで、そのこだわりっぷりから“ワイルド”の要素があまり感じられないように思える。
だが、“ワイルド”という言葉のインパクトと、いきなりステーキの看板メニューである事を鑑みれば、この名称が一番適しているのだろう。
ワイルドハンバーグ
まさかのダークホース。味の印象は個人的にステーキ越えだった。
口に含めると肉がホロホロと溶けていく感覚が癖になり、ジューシーさと旨味が口の中に染み渡っていく。この食感は他のハンバーグではなかなか味わえない。
「とろけるチーズ」は知っているが、ここで「とろけるハンバーグ」という新しい存在に出会えるとは思ってもいなかった。
この性質からライスとの相性も抜群で、ハンバーグの旨味が白米に溶け込む事により究極的なマリアージュを生み出す。これほどご飯に合うハンバーグは他に数少ないと言っても過言ではない。
そのままでも十分美味しいが、オススメの食べ方を一つ挙げるとするなら“おろしにんにく”だろうか。
ニンニクのピリッとした風味が食欲を刺激し、“ワイルド”という名に相応しいインパクト満点の味わいが楽しめる。
補足だが、ライスのおかわりはスマホ(QRオーダー)ではなく店員を直接呼ぶスタイルだった。
大盛りをお願いしたが、最初と変わらずてんこ盛りなのなのが嬉しい。
欲を言えば、ライスのおかわりもスマホで出来ればさらに良かった。
総括
今まではワイルドステーキを良く食べに行っていたが、今回の体験からハンバーグ目的で食べに行くのもアリだと感じた。
これだけ美味いのに300gで1290円という価格設定は、今のご時世で考えるともはやバグレベルに近い。
それに、今のいきなりステーキはごはんのおかわりが自由なので一層満足感が増す。次回もまた行きたくなること間違いなしだ。
この記事を読んでワイルドステーキやワイルドハンバーグが無性に食べたくなってきた人は、是非訪れてみてはいかがだろうか。
店舗詳細
【店名】
いきなりステーキ 横浜西口店
【住所】
神奈川県横浜市西区岡野1-12-15 ML横浜ビル
【最寄駅】
横浜駅
【営業時間】
11:00~23:00(ラストオーダー 22:30)
ランチタイム:11:00~15:00(平日のみ)
【定休日】
年中無休
【支払い方法】
クレジットカード(VISA, Master, JCB, AMEX, DINERS, DISCOVER, 銀聯)
QRコード決済(PayPay, d払い, 楽天Pay, AliPay, WeChatPay, Smart Code)
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